修羅天魔の観劇感想 (髑髏城の七人season極) 20180321
はじめましてこんにちは。
修羅天魔の観劇感想を残しておきたくなり、突発でブログを作りました。
軽く自己紹介させていただくと、自分は鳥生まれの月育ちです。
鳥髑髏のライブビューイングで、早乙女太一さん演じる無界屋蘭兵衛に衝撃を受け、
そこから月髑髏(主に上弦)に溺れ、流れ流されて辿りついた修羅天魔になります。
文章を書くのは中学生以来ぶり。
読書感想文は大の苦手で、
いつもあらすじや本文転載で文字数を稼いでいた人間がブログを作ってしまった…。
しかも溺れていた鳥でも月でもなく、 修羅天魔から始めるという、、、
感想とも呼べないへっぽこ野郎のへっぽこ文章になりますが、
どうか生暖かい目で見ていただけると嬉しいです(笑)
ちなみに髑髏城は、アカ、アオ、ワカ、鳥風月(上弦下弦)を履修済です。
※注意 以下ネタバレしています。
【修羅天魔 髑髏城の七人season極 観劇感想】
美しい…!美しすぎる……!
オープニングの「修羅天魔」のタイトルバックを背に立つ天海さんを見た瞬間、
チケット代はすべて払い終わった…。
ここから残りの3時間30分、修羅天魔は、実質無料。
そう力強く感じさせるほど美しかったです。
天海さんが舞台に立つと華があり色があり、
なにより舞台そのものが「「「「骨太」」」」と感じました。
蒼の乱DVDを拝見した限りで、生の舞台は初めてでしたが、
天海さんは客席の反応をしっかり吸収しながら、演技に返してくれているのが伝わってきました。
Twitterのどこかで目に留まった「天海さんはステアラを抱いてる」が言い得て妙すぎて。
天海さんは客席の全観客を、ステアラそのものを、抱いてる。
実際、公演中に何回天海さんに抱かれたか、分からないくらい抱かれた…。
ありがとう、天海さん……。
終盤のぐるぐるカテコ、走馬灯のようにキャストが回る中、
涙を流す天海さんの圧倒的美しさ。圧倒的存在感。
月髑髏では「口で言うほど捨てるってのは簡単じゃねえな」だった捨之介が、
当て書きされた修羅天魔の天海さんでは「全部捨ててこの七人でイチからやり直せる」捨之介になるところが、修羅天魔のとても好きなところです。
⚫︎竜星涼さん/夢三郎
竜星さん…。ヴィジュアル写真公開時からとても恐れておりました…。
身分や歳はおろか男と女の境さえ夢まぼろしと消えてゆく色街「無界の里のナンバーワン」の称号のみならず、
まさかの新設定「天魔王の息子」という、
盛りに盛られた設定が美味しすぎて、これだけで修羅天魔、ゴハンが何杯でもすすみます。
戯曲のあとがきに「夢三郎の役割がどんどん膨らんでかなり大きな役になってしまった」とありましたが、
中島かずき先生、この度は本当にありがとうございます。(ゆっくり深々とお辞儀をしながら)
前半は歌と踊り、後半は殺陣で、終始魅せ続けてくれた竜星さん。素晴らしかったです。
顔が小さすぎるわ脚が長すぎるわで、
いや無敵の天魔の鎧、着た時点で元の持ち主とサイズ感が違いすぎて
「あれ???!これひょっとしてニセモノかな?????」
って気付くのでは…????!!(笑)
これまでの蘭兵衛は、生き残ってしまった自責の念、夢や野心が行動理念だなと感じていましたが、
夢三郎こと夢虎は、親からの承認欲求に執着し続け、いつもの寝返るパターンでは無く、先天的な髑髏党員として存在している。
武士として死ぬことにこだわるという点で、蘭兵衛と夢虎は同ベクトルですが、
夢虎の場合は、天魔王の息子として、伐折羅の夢虎として、自死できたことは本当に本望で幸せなことだったのかもしれない。。。
無界屋での「大っ嫌いだったんだよ!!!」の竜星さんの演技が好きです。
この役を演じる早乙女太一さんが見たいと、観劇中ずっと考えてしまった…。
⚫︎川原正嗣さん/清十郎
立ち廻りが美しい…。殺陣がめちゃくちゃキレイ…。
川原さん、格好良いです。
捨之介、蘭兵衛、極楽太夫と、主要人物の登場人数が少なくなり、
えっ髑髏城の七人って、七人まで人足りなくない?!とお困りのあなた!
います!!ここに!!!最高最強の!ニューカマー清十郎が!!!!!
髑髏城から鉄騎兵たちと戦いながら脱出するとき、ずっと沙霧を守っているところ。
「助けると決めたから」と言ったお蘭の言葉を、
お蘭の不在時、自分がその代わりとして沙霧を守りながら助けているのかも、
と思いながら見ると萌えます。。。
あと極楽太夫と兵庫というハッピートゥルーエンドカップルに、
新たな刺客として斬り込んできた清十郎さん。
終盤、三角関係を漂わせつつ終わっていくところに、ますます萌えます。
兵庫と清十郎さん、どちら派ですか???!!!(笑)
⚫︎福士誠治さん/兵庫
あにさとの連携プレイ必殺戻り鎌(笑)新感線らしくて好きです。
でも3Dやらメガネがっていうくだりの意味が実はよく分かっていません(笑)
まだまだ研究が必要です。。。
あにさとの協力戦だけでなく、今回は夢三郎との一戦も増えて、
さらに兵庫の見どころに厚みが出ているなと感じました。
夢三郎との拳での殴り合い、
やっと兵庫が蘭兵衛を成敗してくれた感があって、爽快感があります。
福士さんの兵庫は、従来の兵庫像に、マイルドヤンキーさを足したような、
休日はクロックスを履いて、地元のイオンモールに仲間と集い、
家族、友情、絆をなによりも大事にする、、、
とイメージを勝手にモリモリ想像して見ていましたが、
そもそも兵庫さん、地元を飛び出してきているんだったね……。
人を疑わずまっすぐ信じる兵庫さん。
極楽がスナイパーだということを秒で夢ちゃんに漏らしてましたが、
その情報はおそらく速攻で天魔王に報告されていたんでしょうね…。(笑)
⚫︎古田新太さん/天魔王
今回の髑髏党は女性がいない。オール男性。
鉄騎兵は鎧で顔が分からないですが、男性と言い切ってもいいですか?(強引)
月では早乙女さん、鈴木さんの天魔王には女性の御伽衆が多く集まっていましたが、
古田さんの天には男性が集まるのも自然でスッと納得できます。
「本物の織田信長がいつどうやって死んだのか?」「誰に殺されたのか?」
ミステリードラマや小説さながら、修羅天魔はこの謎が物語のキーポイントだと思うのですが、
古田さんのどちらが織田信長でどちらが天魔王なのか、惑わすような揺らぎの演技がすごいなと感じました。
無界屋に古田さんがトコトコ歩いて入ってきたところ、あの一瞬だけ妙にコントみたいで、歩く古田さんがコミカルで、シュールで、全然そんな場面じゃないのに笑えます(笑)
その後の「ありがとう、でもごめんなさい」も好きです(笑)
とにかく古田さんに無理をさせない演出方針なのかな?と、演目中、いたるところで古田さんへのいたわりと優しさを感じさせる修羅天魔です。
⚫︎清水くるみさん/沙霧
可愛い!!可愛いは正義!!!
沙霧〜〜おかえり〜〜〜〜〜!!!!!
霧丸もね、可愛い、可愛いんだよ。たしかに、それは、まちがいない。
しかし沙霧はやはり髑髏城の七人において重要な存在なんだということを改めて感じさせてくれました。
と、あとまだ三五やぜん三、カンテツ、狸穴二郎衛門などなど書ききれませんが…!
一旦これにて感想日記を終わります。(唐突)
何十年振りに文章をたくさん書いて力尽きました…(笑)
修羅天魔はライビュまでにもう1回くらいチケ追加したいな〜と思っています。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!